- 薩摩琵琶
- さつまびわ【薩摩琵琶】室町末期, 薩摩に興った琵琶, またそれを伴奏とした語り物音楽。 町家で行われた町風と, 武家の士風を幕末に池田甚兵衛が融合した正派のほか, 明治時代東京で永田錦心の立てた錦心流, その門下より出た水藤錦穣が考案した錦(ニシキ)琵琶がある。 楽器は楽(ガク)琵琶より小さく(全長約1メートル), 四弦四柱(ジ)で, 柱は大きく高い。 扇形の大形の撥(バチ)で奏する。 錦琵琶は五弦五柱。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.